| ヒラメ |
Paralichthys olivaceus |
| 太平洋北系群 |
担当:東北区水産研究所 |

| 寿命: |
雌20歳以上、雄10歳以上 |
| 成熟開始年齢: |
雌3歳以上、雄2歳以上 |
| 産卵期・産卵場: |
5〜7月、沿岸各地の粗砂および砂礫(水深20〜30m) |
| 索餌期・索餌場: |
沿岸各地の水深40m以深の陸棚 |
| 食性: |
着底稚魚はアミ類、全長10cm以上は魚類・イカ類 |
| 捕食者: |
(知見は整理されていない) |




小型底曳き網、刺し網、定置網、沖合底曳き網により周年漁獲されている。漁法により漁獲物の体長組成は異なるが、全般的に40cm(2〜3歳)以下が漁獲物の大半を占める。資源保護・管理を目的として、休漁や水揚げ魚の全長制限が各県で実施されている。また、ヒラメは高級魚であり、各県において種苗放流が盛んに行われている(2000年5,792千尾)。

青森県太平洋側〜茨城県におけるヒラメの漁獲量は1986年には1,742トンであったが、その後減少して1989年には632トンに落ち込んだ。その後1994年までは1,000トン弱程度で推移していたが、1995年以降は増加傾向を示し、1997年には2,674トンに達した。1996年以降は2,060〜2,674トンの間を推移しており、2001年は2,073トン(概算値)であった。


現在は漁獲量の経年変化より資源状態を推定している。今後はコホート解析を行う計画である。現在、漁獲物の年令組成を明らかにするために必要な年令・成長の経年変化の解明に取り組んでいる。

青森県太平洋側〜茨城県におけるヒラメの漁獲量は1996年以降は2,060〜2,674トンの間を推移しており、ここ15年間で最高の水準を維持している。このような高水準はここ数年に何回か発生した卓越年級群に支えられていたと考えられているが、2000年より開始した新規加入量調査では、2000年および2001年は卓越年級群とはみなせなかった。また、近年東北海域でも貧血症の発生が報告されている。このように漁獲量で見る限り、資源は高水準で横ばいと推定されるが、今後の動向を注意深く見守る必要がある。

漁獲量の推移より、資源状態は安定していると考えられており、現状程度の漁獲量を維持することを目標とした。ABClimitは1996〜2000年の平均漁獲量、ABCtargetはABClimitの0.7倍とした。また小型魚保護の観点から、水揚げ魚の全長制限を今後も維持・徹底することが重要である。
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管理基準 |
ABC(トン) |
漁獲割合 |
F値 |
| ABClimit |
Cave5-yr |
2,300 |
- |
- |
| ABCtarget |
0.7ABClimit |
1,600 |
- |
- |

- 資源はここ数年間に発生した卓越年級群に支えられて高位にある
- 過去2年間は卓越年級は発生していない

- 漁獲量の推移より、資源状態は安定していると考えられるので、現状程度の漁獲量を維持する
- 水揚げ魚の全長制限を今後も維持する
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