| ホッケ |
Pleurogrammus azonus |
| 道南系群(道西南部+日本海北+道南太平洋) |
担当:北海道区水産研究所 |

| 寿命: |
不明 |
| 成熟開始年齢: |
1歳の終わり頃(満2歳直前) |
| 産卵期・産卵場: |
産卵期は11〜12月
産卵場は積丹半島西岸から渡島半島西岸に掛けての北海道沿岸および奥尻島沿岸の岩礁域 |
| 索餌期・索餌場: |
正確な索餌場は不明
分布域は、石狩湾以南から本州北部日本海および噴火湾から本州北部太平洋 |
| 食性: |
仔魚期には主にカイアシ類、表層回遊期には主にヨコエビ類、未成魚期には底棲性のヨコエビ類を多く捕食
岩床周辺で定着生活に移行後は、様々な種類の動物を捕食 |
| 捕食者: |
不明 |



ホッケ道南系群は、当該海域の沖合底びき網漁業および沿岸漁業における主たる漁獲対象魚種の一つである。沖合底びき網、刺し網、定置網、底建網、まき網、釣り、篭などでほぼ通年漁獲され、特に春の索餌時期と秋の産卵期の年2回漁獲量が増加する。

1975年以降、本系群のホッケの漁獲量は1977年(53,000トン)および1998年(54,000トン)にピークを示した。1999年以降漁獲量は一旦減少するものの、2001年には再び増加し、48,000トンに達した。1990年代前半までは、本州日本海および道南日本海における漁獲が系群全体の漁獲量の大半を占めていたが、近年は道央日本海における沖底並びに沿岸漁業による漁獲量の割合が増加し、高い漁獲量を支えている。


本系群のホッケの漁獲物は、そのほとんどが1歳と2歳で、漁獲物の年齢幅がせまく、コホート解析による資源量の推定は適切でない。また、漁獲量の6〜7割は定置網や刺し網などの沿岸漁業によるものであるが、これらの漁業種についてはCPUEなど漁獲量以外の資源量の指標を得ることが困難である。そこで、近年の総漁獲量の変化から資源動向を判断した。

過去27年分(1975〜2001年)の漁獲量の変化から資源水準を、また過去5年間(1997〜2001年)の漁獲量の変化から資源動向を判断した。2001年の漁獲量は47,529トンで、1975年以降の漁獲量の変動幅(20,091トン〜54,085トン)の高位に位置することから、2001年の資源水準は高位と判断した。また1997年から2001年までの5年間における漁獲量の推移を見ると、1998年を頂点としてその後2年間漁獲量が減少したものの、2001年には再び漁獲量は上昇しており、5年間を通じて資源動向は横ばいと判断した。

漁獲量の変動が資源動向を反映するものと考えると、1994年以降、資源豊度は好適な状況にあるものと判断された。現在の資源水準を今後も維持するためには、漁獲圧を近年の水準に保つことが有効である。そこで、ABClimitは過去5年間の平均漁獲量から46,800トン、ABCtargetはABClimitに0.8を掛けて 37,400トンと算定した。
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管理基準 |
ABC(トン) |
漁獲割合 |
F値 |
| ABClimit |
Cave5-yr |
46,800 |
− |
− |
| ABCtarget |
0.8 ABClimit |
37,400 |
− |
− |

- 本系群の漁獲物は、ほとんどが1歳と2歳で、年齢幅がせまく、コホート解析が困難
- 漁獲量の6〜7割は定置網や刺し網などの沿岸漁業によるものでCPUEを得ることが困難であるため、近年の漁獲量から資源評価を実施
- 過去27年の漁獲量の推移から資源水準を、また過去5年間の漁獲量の推移から資源動向を判断

- 1994年以降、資源豊度は好適な状況であり、現在の資源水準を維持するため漁獲圧を近年の水準に保つ
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