| ホッコクアカエビ |
Pandalus eous |
| 北海道西系群 |
担当:北海道区水産研究所 |

| 寿命: |
11歳 |
| 成熟開始年齢: |
雌は6歳、雄は不明 |
| 産卵期・産卵場: |
産卵・ふ出は隔年、3月中旬〜5月中旬の産卵期には深海域(300〜400m)に、1〜3月のふ出期には浅海域(200〜300m)に分布 |
| 索餌期・索餌場: |
北海道西部日本海の陸棚縁辺部から斜面上部(200〜600m) |
| 食性: |
甲殻類、貝類、ゴカイ類、泥中の有機物などを捕食 |
| 捕食者: |
タラ類、カレイ類、メバル類、タコ類など |




北海道のエビ漁業は1950年代のトヤマエビ漁から始まる。トヤマエビの枯渇から1970年代には北海道のエビ類漁獲量の約9割をホッコクアカエビが占めるようになった。北海道西部日本海では、ホッコクアカエビは主にえびかご漁業(知事許可)によって漁獲される。北海道の中でも、留萌・後志支庁の水揚げ量が漁獲量の約9割を占める。

北海道西の漁獲量は1985年の約3,800トンから減少し、2001年は最盛期の70%程度(約2,700トン)となっているが、これは漁獲努力量の減少によるものと考えられる。1998年には後志管内のえびかご大型船が4隻減船された。


この海域では、資源量の推定は難しい。そこで、知事許可えびかご漁業小型船のCPUE(1日1隻当たりの漁獲量)の経年変化から資源水準・動向を推定した。また、留萌・後志管内の知事許可えびかご漁業漁獲物甲長組成の経年変化を加入動向の推定に用いた。

CPUEは1999年までは安定していたが、それ以降増加傾向にあり、2000年、2001年と非常に高くなっており、資源は高位水準で増加傾向と判断できる。ただし、留萌・後志管内の漁獲物は1993年から2001年にかけて甲長組成が大型化しており、近年の加入状況は悪いと推測され、今後も資源が増加するとは考えにくい。
なお、北海道立水産試験場が北洋丸を用いて行った天然資源調査では、2001年は甲長10mm前後の小エビの採集が増えたことから、4〜5年後にはある程度の加入が期待できる。

今後、多くの加入が認められた場合は、次期産卵群を確保するために小型エビに対して過度の漁獲圧をかけないように注意する必要がある。近年の漁獲努力量は4,000〜5,000日・隻と低い値で安定しており、これ以上漁獲圧を高めなければ資源状態が悪化する可能性は低いものと思われる。したがって、管理目標は努力量の現状維持とした。過去3年間の平均漁獲量と予防的措置のための係数を用いてABCを算定した。
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管理基準 |
ABC(トン) |
漁獲割合 |
F値 |
| ABClimit |
Cave 3-yr |
2,360 |
− |
− |
| ABCtarget |
0.8 ABClimit |
1,890 |
− |
− |

- えびかご漁業小型船のCPUEから資源水準を推定したところ現時点では高位
- えびかご漁業漁獲物甲長組成の経年変化から加入状況は悪いと推測

- 小型エビの保護
- 現在の努力量水準は安定しており、これを維持する
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