| マアナゴ |
Conger myriaster |
伊勢・三河湾小型底びき網漁獲対象
[注)系群ではない] |
担当:中央水産研究所 |

| 寿命: |
不明 |
| 成熟開始年齢: |
不明
雌雄とも成熟個体が見つかっていない。 |
| 産卵期・産卵場: |
東シナ海等の我が国南方海域が産卵場と推測されているが、産卵期は不明。 |
| 索餌期・索餌場: |
全長約10pの仔魚(レプトケパルス)が春季に伊勢湾口部に来遊し、変態着底後全長20pまでは湾内の10m以浅に分布、その後9月から翌年夏季まで湾内全域に拡大し、全長35p以上になると湾口部、湾外へ移動する |
| 食性: |
小型の底性生物、エビ類、魚類、軟体類など、成長につれ多様化大型化する |
| 捕食者: |
不明 |


レプトケパルスは,春季に沿岸域に来遊し,浅い静穏な海域で変態して着底する。沿岸域に来遊する以前の生態は不明である

伊勢・三河湾における漁獲は、小型底びき網漁業、かご漁業により行われている。伊勢湾の三重県海域での小型底びき網漁業の漁場は、鈴鹿沖、常滑沖を主とした湾奥部と、伊勢沖を主とした湾口部を中心に、伊勢湾全域に形成され、かご漁業の漁場は木曽三川河口域、鈴鹿地区および伊勢湾に面した鳥羽地区地先に形成される。愛知県においては、知多地区の豊浜、日間賀島の2漁協で県全体の3分の1以上を漁獲している。

愛知県における漁獲量は1980年代中ごろから増加傾向にあり、1990年代以降は1000トン前後で比較的高位で安定していたが、2001年の速報値では686トンと大きく減少した。三重県では2000年までは、282〜420トンの範囲で比較的安定していたが、2001年は128トンと愛知県同様大きく減少した。


愛知県、三重県の漁獲量の経年変化から現在の資源状態を判断した。

近年の漁獲量の経年変化は比較的高位で安定していたが、2001年の漁獲量が大きく減少したことから、資源水準は中位で減少傾向と推定される。

漁獲量以外の判断基準がないため、現状では管理目標の設定は困難であり、ABCは算定していない。情報が少なく管理目標を設定できない状態にあるので、生物学的特性、漁獲特性等に関する資料を早急に整える必要がある。管理に関しては、当面は加入してきた資源を有効に利用することを目標とし、たとえば、加入量あたり漁獲量の増大を目的とした、漁獲全長制限等が重要な方策となる。

- 近年の漁獲量から判断して、伊勢・三河湾のマアナゴ資源は中水準にある

- 生物学的特性、漁獲特性等に関する資料を早急に整える必要がある
- 加入量あたり漁獲量の増大を目標とした、漁獲物の全長制限等が当面の方策
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